Windows7の XP MODE に代表されるように、Windows Virtual PC
(以下VPC)は、優れた仮想環境のひとつである。
しかしながら、2006年の無償化以降は、統合コンポーネントのリリースはあったものの、最新の仮想環境とはいえなくなっている。特に最近はXP
MODE以外が不安定になっている印象もある。
予想外のときに使えなくても困るので、自宅のVPC環境を
VMware
Player(無料)に載せ替えることにした。
VMware Player は、VPCの仮想環境(*.vmc)を直接起動できる建前にはなっているのだが、
VMware vCenter Converter が優秀すぎて、VPCの仮想ハードウェア環境までひきずってくるので、そのあたりの修正にコツが必要になる。
2015/03/31・山崎はるか
VMware vCenter Converter Standalone は、本来・物理マシンを仮想化するコンバーターなので、本来の使い方は 公式ガイドを参考にしてもらいつつ、ここではVPCの変換に特化して説明する。
なお当記事はVMware vCenter Converter Standalone 6.0.0 を基に記述している。それ以外のバージョンでは、画面や機能が異なることがある。
左上の Convert machin を選択する。
「Backup image or third-party virtual machine」を選択
virtual machine file に、VPCの vmc ファイルを選ぶ。
「VMware Workstation or other VMware virtual machine」を選択
Select VMware product は
「VMware Player 6.0.x」を選択
(執筆時点では最新のPlayerは 7.xだが、その時点でもここのセレクタの最上位は6.0.xシリーズになっていた。)
Virtual machine details は デフォルトか、わかりやすい名前を。
Select a location for the virtual machine は、仮想マシンのコンバート先のフォルダである。
この後は [next] を押していく。