VPCの仮想PCをVMwareに移行

VMware vCenter Converter を使って変換(コンバート)する

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最新の仮想環境とは言えなくなってきた Windows Virtual PC

 

 Windows7の XP MODE に代表されるように、Windows Virtual PC (以下VPC)は、優れた仮想環境のひとつである。
 しかしながら、2006年の無償化以降は、統合コンポーネントのリリースはあったものの、最新の仮想環境とはいえなくなっている。特に最近はXP MODE以外が不安定になっている印象もある。
 予想外のときに使えなくても困るので、自宅のVPC環境を VMware Player(無料)に載せ替えることにした。

 VMware Player は、VPCの仮想環境(*.vmc)を直接起動できる建前にはなっているのだが、

VMware Player の 仮想マシン選択画面
VMware Player の 仮想マシン選択画面

 これって まともに起動できたことがない印象なんだよね。
 なので、VMware vCenter Converter Standalone Client を使って、VPCの仮想環境ごと吸い出すことにしたのだ。が、一筋縄というわけにはいかなかった(仮想マシンのネットワークアダプタが使えないなど)ので、手順をメモしておくことにする。

VMware vCenter Converter を使って変換(コンバート)

 VMware vCenter Converter Standalone は、本来・物理マシンを仮想化するコンバーターなので、本来の使い方は 公式ガイドを参考にしてもらいつつ、ここではVPCの変換に特化して説明する。


VMware vCenter Converter Standalone Client をインストール&起動したら、
左上の Convert machin を選択する。

Select source type は
「Backup image or third-party virtual machine」を選択

virtual machine file に、VPCの vmc ファイルを選ぶ。

Select destination type は
「VMware Workstation or other VMware virtual machine」を選択

Select VMware product は
「VMware Player 6.0.x」を選択
(執筆時点では最新のPlayerは 7.xだが、その時点でもここのセレクタの最上位は6.0.xシリーズになっていた。)

Virtual machine details は デフォルトか、わかりやすい名前を。
Select a location for the virtual machine は、仮想マシンのコンバート先のフォルダである。

この後は [next] を押していく。

コンバートが行われる。

VMware Player で起動する

VMware vCenter Converter が優秀すぎて、VPCの仮想ハードウェア環境までひきずってくるので、そのあたりの修正にコツが必要になる。


「仮想マシンを開く」を選択

VMware vCenter Converter で変換して出来上がった VMware構成ファイルを開く。

ゲストOSが起動し、VMware Toolsがインストールされる。

ところが、このままだとネットワークアダプタなど、一部のデバイスが使用できない。(VPCの環境や設定を引き継いでしまうため)

だからといって、ドライバをインストールしようとするとハマる。
現在構成されているのは、VPCで運用されていた頃の「仮想ハードウェア環境」を中途半端にVMwareが模している状態である。
これにドライバを入れても正常に動作しないものがある。

そこで仮想マシン設定の編集を行う。

不具合が生じているハードウェアを、いったん削除し、もう一度 追加 することで、適正な環境にする。

これでネットワークや音声デバイスも使えるようになった。

忘れるところだった

msconfig.exe を起動するとわかるが、スタートアップに Virtual Machine User Services が立っている。
 不要なので、無効にしておくのがよいと思う。
 これは Virtual PC 統合コンポーネントの一部であるが、おそらくもう使うことはない。

使うことがなさそうだから、この Virtual PC 統合コンポーネントは、消してしまう。

2015/03/31・山崎はるか