DA BlackHole・HELP |
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課金ストッパー |
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大量の電話番号を解析する際、想定以上に電話料金がかからないようにする場合に便利です |
この機能について
「課金ストッパー」は、ISDN用TAを解析するとき・あるいは広範囲のISDN番号帯を横断解析する際に、電話料金が一定以上に積算されると、自動的に解析を停止する機能です。
通常解析やインクルード機能などに適用され、それらの機能に優先して警告を発し、作業を中止するという動作をします。
これによって不用意な課金による電話料金の請求を、回避しやすくします。
主に 課金ストッパーのチェックをオンにし、 テキストボックスに上限とする電話料金を記述したうえで、他の作業を行う という手順になります。
「課金ストッパー」は単独で動作する機能ではなく、インクルード機能など連続解析系の機能と組み合わせて使用します。
※ご注意ください
- 課金ストッパーは、NTTの交換機から課金情報を受け取り、表示・算出・停止する、という動作をします。
NTTの交換機から、課金情報が送信されない場合は、課金ストッパーは作動しません。- この機能はNTTの料金収納信号送出契約とは関係ありません。ISDNの基本機能である課金情報を使用しています。
- KDDIや日本テレコムなど、NTT以外のキャリアを使用した場合は、別請求料金となりNTT交換機から課金情報が送出されず、課金ストッパーは作動しません。(※マイライン開始以降は この仕様が変化する場合があります)
- ダイヤルQ2を解析する場合など、料金が相手方課金となる場合、こちら側には課金信号が送出されないので課金ストッパーは作動しません。
実行手順
【1.通常の状態】
【2.「使用」にチェックを入れます】
【3.上限とする料金をテキストボックスに入力します】
【4.解析を行います】
課金ストッパーは、単独で使用する機能ではありません。
交換機から課金情報が到着することで動作します。【5.課金が発生】
課金が発生すると、その金額に応じてテキストボックスの値が減ります。
【6.課金ストッパー作動】
残額が0になると、課金ストッパーが作動し、各種自動処理が強制停止します。
【7.課金ストッパー無効化】
課金ストッパーを使用しない場合は、「使用」のチェックを外します。
「課金ストッパー」を装備した理由
DAブラックホールは、解析無課金(電話回線基本料以外・無料)を前提として設計されました。
しかしながら、相手方がデータ通信端末だったり、高位レイヤ整合に特殊な設定を行っている場合など、一部で課金されてしまうことが判明しました。
DAブラックホールのパワーユーザーになると、寝る前にDAブラックホールを作動させ、朝・起きたときにその結果をみるなど「無人作動」をさせる方がいます。
その場合、こういった細かな課金が積み重なると、経済的な負担になりかねないため、課金を自動的に検出し、一定額で終了させる機能が求められました。その要望を満たすものとして「課金ストッパー」が編み出され、装備されました。
(山崎はるか)
Network Diamond Apricot - DA BlackHole HELP