DA BlackHole・HELP

ダイヤル設定(3)
ダイヤル設定の各用語解説

 

 

このページはチェックユーザーの皆様からのレポート・およびヘルプエリアのご質問やご協力を基に作成されています。


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WACOMダイヤル設定の外観

呼び出し方:
DAブラックホールの 設定(Pダイヤル設定

 

各用語について

使用するCOMポート
DAブラックホールで使用するTA/PHSを、このCOMポートで決定します。
コミュニケーション・ポートと呼ばれる、TAとPCをつなぐ インターフェースです。
数字で表されており、ひとつの番号にひとつの機器が割り当てられています。

通信速度
TAとPC間の通信を決定する項目。
通常は、PC側の通信速度に応じて TA/PHSが速度をあわせる「オートネゴシエーション」という機能が働きます。
しかし、通信速度があまりに速すぎると 通信自体はできても・内部処理が追いつかなかったり、逆に 通信速度が遅すぎると PCへの処理伝達が渋滞してハングアップなどが起きたりします。
適度な速度に設定してください。

使用TA
DAブラックホールは、通信機器(TA/PHS)の深い部分の機能を使用するため、通信機器によって処理動作を変えます。ここで使用するTA/PHSを決めることで、 通信機器にあった動作が行われるようになります。

呼設定
電話回線は まるで「生き物」のように、コンディション状態が変動します。いつも同じ回線環境であるとは限りません。
呼設定では、回線や交換機・自分のTAなどにおいて 不測の事態が発生して 応答がないとき、どこまで 応答を待つか、設定します。
・ひとつの解析〜  →  主に回線異常による未応答に対するタイムアップ時間
・相手未応答時〜  →  回線は正常だが 相手側(TAや交換機)が つながったまま応答しないとき、強制的に切断するまでのタイムアップ時間

起動時・解析時 初期化ATコマンド

起動時や 解析毎に実行したいATコマンドを入力する項目です。
その名のとおり
初期化用に使用するのが普通ですが、細かな動作設定を行いたい場合にも ここにATコマンドを入力すれることで、必要な設定が行えます。

切断
DAブラックホールは、交換機に信号を送り・その切断時の値を解析します。
そのため、回線切断が 確実に行われないと、連続した解析作業は行えません。

ER信号で切断というのは PC側のCOMポートのER線を閉塞することで、TAに「PCが終落とすことを宣言した」と解釈させる切断方法です。
 普通はこの設定で運用します。
 なお この機能は、TAがER線を監視していなければならず、それを起動時初期化ATコマンドによって TAに命令しておく必要があります。
※推奨初期化コマンドは TAにER線を監視する命令を含んでいます

ATコマンドで切断というのは TAを「ATコマンド」によって 直接切断する方式です。
主に ER信号を認識しないTAに対して設定するものですが、そういったTAはほとんどなく、むしろ、次のような場合に使用します。
・ER線が切れているシリアルケーブル(ケーブル不良)
・ER線が 他の線と入れ違っているシリアルケーブル(メーカー供給でないものに多い)
・USB接続の場合における、ドライバの不良(ドライバのバグでER線を認識しない)

 

WACOM自動(無人)運転時のご注意 〜切断不良〜

DAブラックホールの切断設定・および初期化ATコマンド等の設定ミス・それにTAの仕様が重なった「切断不良」による、想定外の課金事故が2例報告されています。

二例とも、ユーザーによる インクルード機能などを利用した「深夜の自動運転中」に「相手方との切断不良」に陥り、DAブラックホールは緊急停止。
しかし、「TAが単独でつながりっぱなし」になった・・・というものです。

これは TAが 切断時のER線を認識しないばかりか・完全なフリーズ状態に陥り、かつ相手方もフリーズした場合に発生するものです。

DAブラックホールは緊急停止すると、3段階の強制切断に入ります。
これは PCの電源を切った状態と ほぼ近い状態をTAに指示するものですからが、これが効かないことは ほとんどありません。

TAが熱に負けるなど 不可抗力な事態もありますが、しかし これら切断不良の大半は ダイヤル設定等に注意すれば、充分 防げるものです。
DAブラックホールに習熟するまでは、けっしてPCの前を離れないように注意してください。


 

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Diamond Apricot - DA BlackHole HELP

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