明治ヨーグルトR-1ドリンクタイプからハードタイプ(プレーンヨーグルト)をつくるレシピ
現在(2012年)販売中の「明治ヨーグルトR-1・ハードタイプ」。
じつは、それ以前に「ソフトタイプ」が存在した。
販売エリアは、東北地区と関東甲信越地区だった。いや、いまでも地域によって存在しているかもしれないけど、もう首都圏では見かけない。
当時の明治ヨーグルトR-1・ソフトタイプは無脂乳固形分10.2%・乳脂肪分0.3%で、現行のハードタイプ(無脂乳固形分9.2%・乳脂肪分3.0%)より乳脂肪分がカットされていた。それを補うように加工デンプンや増粘多糖類を含めくちあたりを調整していた。
すなわち、
成分を調整したのがR-1ソフトタイプで、
砂糖以外ほぼ無添加で生産しているのがR-1ハードタイプということになる。
私の個人的印象にすぎないかもしれないが、この明治のタイプ分けにはちょっと違和感がある。
発酵乳製品(ヨーグルト)では、寒天やゼラチンなどでかっつり固めたものを「ハードタイプ」(ヤクルトソフールなど)と呼ぶのが一般的と受け止めていたからだ。
すなわち、
・ハードタイプ…寒天やゼラチンで固める
・プレーン…混ぜ物なし
・ソフトタイプ…増粘剤でとろりとさせる
・ドリンクタイプ…低脂肪で果糖や液糖を加える
ということだ。
明治ヨーグルトR-1・ハードタイプは、明らかに「プレーン」にカテゴライズしていいはずだが、そうしてしまうとなんだか効果が薄いような印象を持たれてしまうからだろうか。なぜか「ハードタイプ」を主張している。
そういうわけで、どう考えてもプレーンヨーグルトなんだけど、本家がそう言ってるので、本記事では「ハードタイプ」と呼ぶことにする。
明治ヨーグルトR-1・ソフトタイプのいま?
かつてのソフトタイプは、現在の「R-1ブルーベリー脂肪0」にレシピが受け継がれている。
注意 この記事は、市販のヨーグルトを種菌に用いて家庭でヨーグルト製造を行う方法を説明しています。製造食器の消毒・ケガをした指で製造をしないなど、食品加工における基本的な注意点は多岐にわたりますが、本記事ですべてを解説することはできません。また発酵食品の多くは複数の菌種と環境バランスが作用するため、種となったメーカーの製品とは異なる発酵物(環境によっては腐敗物)ができあがるおそれがあります。実施においては、食品衛生上のリスクが伴うことをご承知願います。筆者はこの記事に起因するいかなる責任も負いません。実施はすべて自己責任でおこなってください。
自家製R-1ヨーグルト・1kg(1000ml)分の材料/器具
材料
器具
発酵温度
8時間後
12時間後
冷蔵庫で静置して12時間後
2012/2/10・山崎はるか
※「明治ヨーグルトR-1」は株式会社明治の商品です。