HTML縮小版表示を XP でも行う
Windows2000などでは インターネットショートカットやHTMLファイルを 「表示(V)→縮小版(H)」で、サムネイル表示する機能があった。
たいへん便利で、「お気に入り」フォルダを縮小版で表示して 404 Not Found を 見つけたり、あるいは 目当ての HTML ファイル をさくっと見つけたりもできた。
縮小版表示 - HTMLもサムネイルされるのでデッドリンクが一目でわかる(Windows2000) | ||
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ところが このHTMLのサムネイル表示は WindowsXP では廃止された。
リソース(マシンパワー)を食っちゃうのが理由かとは思うが、いい機能だっただけに残念。
(手動でこれを復活させる方法もあるんだが・・・ → MYCOMジャーナル ・ デジタルARENA ・・・ちょっと 手間がかかるしね。 )
そこで、HTMLの縮小版(サムネイル)表示を WindowsXPでもやってしまうソフトを作ってみた。(フリーウェア)
そんなに毎回使うプログラムじゃないので、「Click Once 機能 」という一発インストールテクノロジーを用いることにした。
1.入手 | |||
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ご注意
なお ユーザー保護の観点から、このプログラムには 電子署名(コードサイン)をしている。 |
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2.起動・操作 | |||
インストールが完了すると、ただちに起動される。 「縮小表示の状態」は どれも空欄(チェックなし)になっていると思う。 |
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縮小表示でサムネイル表示を行いたいファイル(拡張子)にチェックを入れ、適用ボタンを押す。 適用したら [OK]などで 閉じてかまわない。 |
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3.結果 | |||
たとえば、インターネットショートカットの入ったフォルダ(Favoritesなど)を開いて、 [表示]→[縮小版] を選択。 ※[表示]→[最新の情報に更新] が必要な場合もある |
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すると、こんなカンジでサムネイル表示される。 (※ .URLにチェックを入れている場合) 矢印のように、デッドになってるのも容易に発見できる。 |
原理的なことをいえば、WindowsXPのレジストリ情報を変更しているだけなので、プログラムをPCに入れておく必要はないのだが・・・
しかし それだと、万が一、ダウンロードサイトがなくなっちゃったときに元に戻せなくなるといけないので、ローカル起動を有効にしてある。
(スタート→プログラム→ダイアモンドアプリコット電話研究所)
なお 考えておくことのひとつとして。
・インターネットショートカットの多いフォルダを表示させると、時間がかかる。
特に「子フォルダ」に縮小表示させてるときとか、ゴリゴリ と読みに入ったりするので、ケースバイケースで .URL は、必要なときだけ
チェックを入れる、というのでもいいかもしれない。
サムネイル表示を有効にしたまま、WindowsXPを「修復インストール」すると、そのサムネイル表示設定がOSとしてのデフォルトとして、OSに記憶されることになる。
原因は HKEY_CLASSES_ROOT\SystemFileAssociations というレジストリにデフォルト起動情報などが記録されていることによる。(この場合
冒頭で紹介したサイトの方法では消せない)
それこそ、そうなることを願っている人もおられるだろうが、消すに消せないというのも気持ちわるい。
なので、Thumbs Icon は、拡張子に対するサムネイル表示を
チェックアウトしている場合、上で述べた各拡張子のデフォルト起動情報のサムネイル表示設定も消すようにしている。
このレジストリ領域を使用しているアプリケーションがあるとは思えないのだが、なんらかのトラブルが生じた場合は、このあたりが関連していないか調べる
とよいと思う。
(2007/01/19・山崎はるか)
2007/04/03 ver1.1 改訂
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