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撤退!mixiメッセージ

mixiメッセージのバックアップ・全削除

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撤退!mixiメッセージ

前作の 撤退!mixi日記 とともに、必然的な課題であった メッセージのバックアップ。
撤退するなら、当然 メッセージのバックアップツールも必要だろう。

ただ、これについては、前々から 考えていることがあった。

「バックアップした結果を メーラーに取り込めないか」

メッセージなのだから、メールとしてインポートできれば、同じ扱い・親和性も高いはずである。
また、メールソフトに取り込むことで、バックアップ後の管理の一元化が行えるばかりでなく、メッセージの検索も容易になる。

今回は、メッセージのHTML保存だけでなく、各種メーラーが インポートできるファイル形式でのバックアップを行うようにした。

欲をいえば、このツールを POP/SMTPにして、mixiとの中継ができればベストだと思うが、とりあえず 現状は mixi メッセージのバックアップツールとして機能させることにした。

例によって、「Click Once 機能 」という一発インストールテクノロジーを用いている。
 

1.入手

ご注意
このソフトウェアはIE(InternetExplorer)が必要です!


インストール(ClickOnce)や mixi へのアクセスにIEを用います。
Sleipnirでの正常動作報告もありますが、保証できません。

動作環境は Windows98/SE/Me/2000/XP/Vista など .NET Framework2.0の動作が前提です

撤退!mixiメッセージ インストール
インストール

インストール 


ページを開いて  インストールボタンをクリックするだけ。

※注意点
IE/Netscape に対応。
Firefox では インストールできないことがある。

なお ユーザー保護の観点から、このプログラムには 電子署名(コードサイン)をしている。
他のツールと異なり、このツールはセルフサインなので最初のインストールで警告が出る可能性がある。




2.起動・操作


インストールが完了すると、ただちに起動される。

1. 保存する形を指定して、※
2.[バックアップ開始]
を押す。

 
POINT
※撤退!mixiメッセージ は、次のファイル形式を出力できます。

● HTML形式・・・通常のメッセージ表示を ほぼ保持して保存します。

● eml形式・・・OutlookExpress やBecky! などでインポートできるファイル形式です。1メッセージにつき 1メール(ファイル)として保存します。

● mbox形式・・・多くのメーラーでインポート可能な汎用ファイル形式です。すべてのメッセージを1ファイルにまとめます。保存時点ではテキスト形式の拡張子(*.txt)がつけられています。
 ↓

もし以下のような 警告が出る場合は、IE で mixi にログインをしておく必要がある。

ブラウザが開くので、mixi にログインを行っておく。

POINT

ブラウザでのログインの際、
「次回から自動的にログイン」
にチェックを入れておく。

ログインしたら、ブラウザは 閉じてかまわない。



※〔プログラム上でログインしない理由〕
 本ソフトウェアは、ユーザー(会員)の メールアドレスとパスワードを預かりません。
 ログイン操作を、あくまで、ユーザー自身に行っていただくことで、ユーザーのセキュリティ情報と本プログラムを分断し、安心して使っていただくためです。

 



[バックアップ開始] ボタンを押すと、右側の ビュー に、メッセージ数とともに、メッセージリスト一覧がツリービューで表示される。



ここで バックアップするメッセージを選択することができる。すべてバックアップする場合は、ここを操作する必要はない。


メッセージリストがある状態で、再度 [バックアップ開始]ボタンを押すと、いよいよ バックアップ処理がはじまる。


メッセージの保存先を指定する。

[新しいフォルダの作成]ボタンで、新規フォルダ作成することもできる。


メッセージのバックアップがはじまる。

 

 
3.結果
 

バックアップ結果

バックアップされるファイル形式は 次の通り

index_*.html (index_日時.html) → 目次・簡易インデックス
mbox_*.txt (mbox_日時.txt) → メッセージ/mbox形式

cssフォルダ
--バックアップ取得時点でのCSSファイル

inboxフォルダ (受信箱)
-- *.html (メッセージID.html) → メッセージ本体/HTML形式
-- *.eml (メッセージID.eml) → メッセージ本体/eml形式

outboxフォルダ (受信箱)
-- *.html (メッセージID.html) → メッセージ本体/HTML形式
-- *.eml (メッセージID.eml) → メッセージ本体/eml形式

 

 


メッセージ削除

撤退!mixiメッセージでは、バックアップと同じ要領で、指定したメッセージの削除ができる。

完全な削除には二段階の操作を要する。

1.[メッセージをごみ箱に入れる]で、メッセージ(選択〜全部)をmixiメッセージの「ごみ箱」に入れる操作

2.[ごみ箱を空にする]操作

それぞれ、独立に操作できる。
たとえば[ごみ箱を空にする]ボタンは、現在 mixiメッセージの ごみ箱に入っているメッセージだけを削除し、他の現存メッセージは操作しない。

また[メッセージをごみ箱に入れる]で処理したメッセージは、mixiメッセージの ごみ箱に入るだけで、完全に削除されるわけではない。

いずれの場合も、

・バックアップが確実にとれているか?

入念に確かめてから、操作していただきたい。


設定

撤退!mixiメッセージ には、いくつかのオプション選択による「設定」が可能である。

・読み込みインターバル
 mixiでは、好ましからぬツール(自動あしあとやSPAMメッセージ)を排除するため、機械的な読み込みをはじく機構がそなわっている。 ただし 2008年4月現在、mixiのメッセージサーバーの「メッセージ読み込み」処理に、この機構が動作した例は確認していない。
したがって現時点では、1メッセージの読み込みあたり、0.3秒のクリアランスを デフォルト値に設定している。
将来的に、読み込み数制限が開始された場合は、この値を操作することで ある程度・回避することが期待される。

・保存ディレクトリ
バックアップ先のフォルダが表示されている。
設定画面で変更することはできず、バックアップ時のフォルダ参照ダイアログで保存先に指定したフォルダが表示されている。

・保存ファイルの更新日時を送受信日時にする
このオプションはデフォルトでは オン になっている。
この機能は、バックアップした メッセージ(HTML/eml)の ファイル更新日時を、送受信された日時にすることで、
 ファイル一覧表示にした場合に ソート表示できる
ようになる。
都合が悪い場合は、このチェックをはずす。


おしまいに

 こういうツールを作った本人が言うのも おかしいけども。
すくなくとも mixiプレミアム 加入者に対しては、メッセージのSMTP/POPの窓口を mixiは提供したほうがいいんじゃないかと思う。
 現在 mixi が WebメールやSMTP/POPを持たないのは、悪質な使用方法を排除しきれないというのも理由のひとつだろうと思うが、 mixi プレミアム の場合は 課金による個人識別を既に行っているのであるから、ある程度の恒久性を持った排除が可能と考えられる。
(ちなみに 現在入会時に取得している ケータイの ユニークIDは、端末の第三者への転売などを考慮すれば、悪質行為を排除する材料たりえない。したがって何の役に立っているのか、いまいち理解できない)

序文にも述べたが、ユーザーのPCの上に SMTP/POP変換中継サーバーを立ち上げて、それをブリッジにしてメーラーで送受信することは、技術上すでに可能であり、可能である以上は いつか・誰かがやるだろうから、なら 先手を打ってサービスとして はじめたほうがいいと思うのだが、どうだろう。

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 ま、それはともかく。
撤退!mixiメッセージは、撤退!mixi日記 と同様 HTMLファイルをプレーンテキストから、内容分離(パーシング)する原理で動作する。このため、mixi の画面レイアウトに少しでも変更があれば、かんたんに 動作しなくなる(と思う)。
あらかじめご了承いただきたい。

また、お約束だけど 本ソフトウェアを使用した結果、なにか損傷とか、より困ったことになるなど、面倒なことになったとしても、私としては どうにもできんから、その点、ご理解願いたい。
 

(2008/04/17・山崎はるか)

本ソフトウェアに関する ご質問・回答例はこちらに掲載しています。

ご意見・ご感想

※「mixi」は株式会社ミクシィの登録商標です。
※「撤退!」は弊社より商標登録出願済です。


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